
ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は月曜日から2日間の予定で中国を訪問する。新型コロナウイルスの流行以来、同国を訪問するのは初めてとなる。
ロシア外務省の趙立堅報道官は定例記者会見で、訪問中、王毅国務委員兼外相はラブロフ外相と会談し、中ロ関係や高官レベルの交流について意見交換する予定だと述べた。
また、共通の関心事である地域的、国際的な問題についても議論する予定だと述べた。
趙氏は、今回の訪問により両国関係の高水準の発展の勢いがさらに強化され、国際問題における両国の戦略的協力が強化されると信じていると述べた。
中国とロシアは全面的な戦略協調パートナーとして緊密な連絡を維持しており、昨年は習近平国家主席がロシアのプーチン大統領と5回の電話会談を行っている。
今年は中露善隣友好協力条約の締結20周年に当たるため、両国はすでにこの条約を更新し、新時代に即した意義あるものにすることに合意している。
同報道官は、この条約は中露関係史上の画期的な出来事であるとし、双方が意思疎通を強化し、さらなる発展の基盤を築くことが必要だと付け加えた。
中国社会科学院ロシア研究員の李永輝氏は、今回の訪問は二国間関係が新型コロナウイルス感染症のパンデミックとの闘いという課題に耐えてきたことの証拠だと述べた。
彼女はさらに、中国とロシアはコロナウイルスと「政治ウイルス」、つまりパンデミックの政治化の両方と戦うために肩を並べて緊密に協力してきたと付け加えた。
パンデミックの状況が改善するにつれ、両国は徐々に高官レベルの相互訪問を再開する可能性があると彼女は述べた。
李氏は、米国が同盟国と協力して中国とロシアを抑制しようとしている中、両国は意見を交換し、合意を模索して連携のさらなる可能性を探る必要があると述べた。
中国は11年連続でロシアの最大の貿易相手国であり、昨年の二国間貿易額は1070億ドルを超えた。
投稿日時: 2021年3月19日