掘削機/ブルドーザー用高強度ボルト
製品の特徴
(1)材質と強度
高品質のスチール: 42CrMoA などの高品質の合金鋼で作られているため、ボルトは高強度と優れた靭性を備え、過酷な作業条件下での掘削機やブルドーザーの高強度の衝撃や振動に耐えることができます。
高強度グレード:一般的な強度グレードには、8.8、10.9、12.9 があります。10.9 グレードのボルトは、引張強度が 1000 ~ 1250 MPa、降伏強度が 900 MPa で、ほとんどの建設機械の適用要件を満たしています。12.9 グレードのボルトはさらに強度が高く、引張強度が 1200 ~ 1400 MPa、降伏強度が 1100 MPa で、極めて高い強度要件を持つ特殊部品に適しています。
(2)設計と構造
ヘッドデザイン:通常は六角形のヘッドデザインで、大きな締め付けトルクを実現し、使用中にボルトがしっかりと締め付けられ、緩みにくい構造になっています。また、六角形のヘッドデザインは、レンチなどの標準的な工具で取り付け・取り外しが容易に行えるため、作業性にも優れています。
ねじ設計:高精度ねじは、一般的に並目ねじを採用し、優れたセルフロック性能を備えています。ねじ山表面は精密に加工されており、ねじ山の完全性と精度を確保することで、ボルトの接続強度と信頼性を向上させます。
保護設計:一部のボルトには頭部に保護キャップが付いています。保護キャップの上端面は曲面になっており、作業中のボルトと地面との摩擦を軽減し、抵抗を軽減することで、掘削機やブルドーザーの作業効率を向上させます。
(3)表面処理
亜鉛メッキ処理:ボルトの耐食性を向上させるため、通常は亜鉛メッキが施されます。亜鉛メッキ層は、湿気や腐食性の高い環境下でもボルトの錆や腐食を効果的に防ぎ、ボルトの耐用年数を延ばします。
リン酸塩処理:一部のボルトにはリン酸塩処理が施されています。リン酸塩処理層はボルト表面の硬度と耐摩耗性を高めるだけでなく、耐腐食性も向上させます。

メリットとデメリットの比較
(1)8.8グレードボルトと10.9グレードボルトの比較
特性 | 8.8グレードボルト | 10.9グレードボルト |
---|---|---|
引張強度(MPa) | 800-1040 | 1000-1250 |
降伏強度(MPa) | 640 | 900 |
アプリケーションシナリオ | 一般的な労働条件 | より高い労働条件の要求 |
(2)10.9グレードボルトと12.9グレードボルトの比較
特性 | 10.9グレードボルト | 12.9グレードボルト |
---|---|---|
引張強度(MPa) | 1000-1250 | 1200-1400 |
降伏強度(MPa) | 900 | 1100 |
アプリケーションシナリオ | ほとんどの建設機械 | 極めて高強度な特殊部品R |

モデルと寸法
(1)一般的なモデル
- M16×60mm:トラックシューとキャリアローラーの接続部など、小型掘削機やブルドーザーの一部の接続部に適しています。
- M18×70mm:中型掘削機やブルドーザーのトラックシューボルト接続によく使用され、強力な接続強度を実現します。
- M20×80mm: 大型掘削機やブルドーザーのトラックシューやアイドラーホイールなどの主要部品の接続に広く使用され、高負荷や高強度の作業条件下でも機器の安定性と信頼性を確保します。
- M22×90mm:大型ブルドーザーのトラックシューとシャーシの接続など、極めて高い接続強度が求められる一部の大型建設機械に適しています。
(2)具体的なモデルと寸法
モデル | サイズ(mm) | 適用機器 |
---|---|---|
M16×60 | 直径16mm、長さ60mm | 小型掘削機、ブルドーザー |
M18×70 | 直径18mm、長さ70mm | 中型掘削機、ブルドーザー |
M20×80 | 直径20mm、長さ80mm | 大型掘削機、ブルドーザー |
M22×90 | 直径22mm、長さ90mm | 大型ブルドーザー |